再生医療事業への新規参入や施設の拡張をご検討中の皆様にとって、細胞培養加工施設(CPC)の建設は事業の成否を分ける大きな投資です。しかし、一般的な建築物とは異なり、クリーンルーム建設のコストと工期の目安は情報が少なく、事業計画の策定段階で頭を悩ませる担当者様も少なくありません。
求められる清浄度や法規制への対応レベルによって費用は大きく変動するため、適切な相場観を持つことが成功への第一歩となります。本記事では、再生医療向けクリーンルーム建設にかかる費用の内訳や標準的な工期、さらにコストを最適化するためのポイントについて、専門的な視点から分かりやすく解説いたします。現実的で無駄のない施設計画にお役立てください。
再生医療向けクリーンルーム(CPC)建設のコストと工期の目安

再生医療製品の製造において、ハードウェアである構造設備(CPC)は品質確保の要となります。しかし、その建設には高度な空調制御や特殊な内装仕上げが求められるため、一般的なオフィスや工場建設とは比較にならないコストと期間を要するのが実情です。
ここでは、事業計画の初期段階で把握しておくべき、大まかな費用感とタイムラインについて解説いたします。あくまで目安ではありますが、これらを基準に計画を詳細化していくことで、大きな手戻りを防ぐことができるでしょう。
細胞培養加工施設(CPC)建設の坪単価と費用相場
CPC建設における坪単価は、要求される清浄度や構造の複雑さによって大きく異なりますが、一般的な再生医療等製品の製造施設(GCTP対応)を想定した場合、坪単価として250万円から450万円程度がひとつの目安となります。
例えば、50坪程度の小規模なCPCを建設する場合、建築・設備工事費だけで1億5,000万円から2億5,000万円程度の予算感となることが多いです。これには基本的な内装、空調、電気設備が含まれますが、製造機器やバリデーション費用は別途考慮する必要があります。
特に、無菌操作を行うグレードAエリアの範囲や、バイオハザード対策が必要な区域の有無によって、単価はさらに上昇する傾向にあります。したがって、初期段階では余裕を持った予算組みをしておくことが肝要です。
プロジェクト開始から稼働までに要する標準的な工期
プロジェクトの立ち上げから施設の稼働開始までには、一般的に10ヶ月から18ヶ月程度の期間を見込んでおく必要があります。これは、単に工事を行う期間だけでなく、その前の設計期間や、工事後の検証期間を含んだトータルの工期です。
具体的な流れとしては、基本計画・設計に3〜5ヶ月、施工に4〜6ヶ月、そしてバリデーション(適格性評価)に3〜5ヶ月程度を要します。特に再生医療分野では、GCTP省令に基づいた厳格なバリデーションが求められるため、工事が終わってすぐに製造を開始できるわけではありません。
また、行政との事前相談や許認可申請の手続きも並行して進める必要があり、これらがスケジュール全体のクリティカルパスになることも少なくありません。余裕を持った工程管理がプロジェクト成功の鍵となります。
クリーンルーム建設費用の内訳とコスト構造

クリーンルームの建設費用を見積もる際、総額だけを見て判断するのは危険です。なぜなら、費用の内訳を理解していなければ、コストダウンの検討や仕様変更の影響を正しく評価できないからです。
クリーンルームのコスト構造は、大きく分けて「建築内装」「空調設備」「電気・衛生設備」「バリデーション」「製造機器」の5つの要素で構成されています。それぞれの要素がどのような役割を持ち、どの程度のウェイトを占めるのかを詳しく見ていきましょう。
クリーンパネルや床材などの内装建築工事費
内装建築工事費は、クリーンルームの「器」を作るための費用です。ここには、断熱性と気密性に優れたクリーンパネル(壁・天井)、耐薬品性や清掃性に優れた長尺シートやエポキシ塗装などの床材、そしてエアタイトドアやパスボックスなどの建具が含まれます。
一般的な建築内装と異なり、塵埃の堆積を防ぐために凹凸を極力なくしたフラットな納まりが求められ、コーナー部分のアール加工(R加工)なども必要となります。これらの特殊加工や高機能材料の使用により、通常の内装工事よりも割高になりますが、清浄度維持のためには妥協できない部分です。
高度な清浄度を維持するための空調設備工事費
建設費用の中で最も大きな割合を占めるのが、空調設備工事費です。クリーンルームの心臓部とも言えるこの設備は、単に温度や湿度を調整するだけでなく、高性能なHEPAフィルターを通して清浄な空気を供給し、室内の微粒子数を制御する重要な役割を担います。
また、部屋ごとに適切な圧力差(室圧)を設定し、汚染空気の流入や流出を防ぐための精密な制御システムも必要です。これらのダクト工事、空調機本体、自動制御盤などの費用は、要求される清浄度クラスが高くなるほど指数関数的に増加する傾向があります。
電気設備および給排水衛生設備工事費
電気設備には、照明やコンセントだけでなく、空調機や製造機器への動力供給、そして停電時に培養中の細胞を守るための非常用電源装置などが含まれます。また、入退室管理システムやインターロック制御などのセキュリティ設備も重要な要素です。
給排水衛生設備では、手洗い用の水だけでなく、製造プロセスで使用される純水や注射用水(WFI)の製造・供給システム、そして感染性廃棄物を含む排水を適切に処理するための設備が必要となる場合があります。これらのユーティリティ設備は、製造プロセスの要求仕様に直結するため、慎重な選定が必要です。
GCTP省令に対応するためのバリデーション実施費用
再生医療等製品の製造施設において避けて通れないのが、バリデーション(適格性評価)です。これは、施設や設備が期待される性能を恒常的に発揮できることを検証し、文書化する一連の業務を指します。
具体的には、バリデーション計画書の作成から、IQ(据付時適格性確認)、OQ(運転時適格性確認)、PQ(性能適格性確認)の実施、そして報告書の作成までが含まれます。この費用は建設工事費とは別途計上されることが多く、専門的な知識と多くの工数を要するため、総工費の10%〜20%程度に達することもあります。
安全キャビネット等の主要製造機器の導入費用
施設自体の建設費とは別に、細胞培養を行うための主要な製造機器の導入費用も予算化しておく必要があります。代表的なものとして、無菌操作を行うための安全キャビネット(バイオハザード対策用キャビネット)や、細胞を培養するためのCO2インキュベーター、遠心分離機、顕微鏡、保冷庫などが挙げられます。
これらの機器は、グレードやスペックによって価格差が大きいため、製造する細胞の種類や生産規模に合わせて選定することが重要です。また、機器の搬入・設置費用や、機器単体のバリデーション費用も忘れずに考慮しましょう。
プロジェクトの進行ステップと工期スケジュールの詳細

クリーンルーム建設プロジェクトは、多くの関係者が関与し、複雑な工程を経て進行します。スムーズな立ち上げのためには、各フェーズで何を決定し、どの程度の期間が必要かをあらかじめ把握しておくことが不可欠です。
ここでは、プロジェクトのキックオフから施設の引き渡し、そして稼働確認に至るまでの標準的なステップを時系列で解説します。各工程のつながりを理解し、無理のないスケジュールを策定しましょう。
ユーザー要求仕様書(URS)作成と基本計画の策定期間
プロジェクトの最初のステップは、ユーザー要求仕様書(URS)の作成です。これは、「どのような細胞を」「どのくらいの規模で」「どのようなプロセスで」製造するかを定義し、施設に求める要件を明確にする文書です。
このURSを基に、部屋のレイアウトや動線、必要な清浄度などを検討し、基本計画を策定します。この段階での決定が後のすべてに影響するため、製造担当者、品質保証担当者、経営層などが協議を重ね、合意形成を図る必要があります。通常、このフェーズには1ヶ月から2ヶ月を要します。
基本設計および実施設計による詳細仕様の決定期間
基本計画が固まると、設計フェーズに入ります。まず基本設計で大まかな仕様や機器配置を決定し、概算予算を算出します。その後、実施設計にて詳細な図面を作成し、コンセントの位置から壁の材質、空調の制御ロジックに至るまで、施工に必要な全ての情報を決定します。
この期間中には、所轄官庁への事前相談なども並行して行うことが望ましいでしょう。設計内容の確認や修正のやり取りを含め、2ヶ月から3ヶ月程度の期間を見込んでおくのが一般的です。詳細を詰め切ることで、工事中の変更によるコスト増を防ぐことができます。
クリーンルーム本体および付帯設備の施工工事期間
設計図書が完成し、施工業者が決定すると、いよいよ実際の工事が始まります。まずは墨出しや間仕切り下地などの建築工事から始まり、並行して空調ダクトや電気配線の敷設が行われます。その後、クリーンパネルの取り付け、床仕上げ、機器搬入へと進みます。
工事期間は施設の規模や立地条件によりますが、3ヶ月から6ヶ月程度が目安です。特にクリーンルーム工事では、工事中の発塵管理や清掃が徹底されるため、一般的な内装工事よりも時間を要します。工程の後半では、気密試験や風量調整などの調整作業も行われます。
据付時適格性確認(IQ)および運転時適格性確認(OQ)の期間
工事が完了しても、すぐに製造を開始できるわけではありません。GCTP要件を満たすことを証明するための適格性確認(IQ/OQ)が必要です。IQでは設備が設計通りに据え付けられているかを確認し、OQでは運転範囲内で正常に機能するかを検証します。
これには、浮遊微粒子測定、室圧測定、風速・換気回数測定、清浄度回復試験などが含まれます。データの測定、解析、そして報告書の作成と承認までのプロセスを含めると、1ヶ月から2ヶ月程度の期間が必要です。この期間を経て初めて、施設は「稼働可能」な状態となります。
建設コストと工期に影響を与える主な変動要因

クリーンルーム建設の見積もりを取ると、業者によって、あるいは提案内容によって金額や工期に大きな差が出ることがあります。これは、前提となる条件や採用する技術によって、コスト構造が大きく変化するためです。
どのような要素がコストや工期に影響を与えるのかを知っておくことは、適正な価格判断や、予算に合わせた仕様調整(VE/CD)を行う上で非常に重要です。ここでは主な4つの変動要因について解説します。
要求される清浄度クラス(グレード)による設備仕様の違い
クリーンルームのコストを左右する最大の要因は、要求される清浄度クラス(グレード)です。再生医療では、細胞操作を行うエリアは最高レベルのグレードA環境(またはグレードB背景下のグレードA)が求められます。
清浄度が高くなるほど、換気回数を増やしてHEPAフィルターの設置枚数を多くする必要があり、空調設備が大掛かりになります。また、更衣室の段階的な設置(1次更衣、2次更衣など)も必要となり、建築面積も増加します。グレードCやDで済むエリアを明確に区分けすることが、コストコントロールの鍵となります。
細胞加工物の種類に応じた室圧制御の複雑性
扱う細胞加工物の種類や、ウイルス等の使用有無によって、室圧制御の複雑さが変わります。例えば、患者自身の細胞を扱う自家移植と、他人の細胞を扱う他家移植では、交差汚染防止のための動線分離や空調ゾーニングの考え方が異なります。
また、ウイルスベクターなどを使用する場合は、外部への漏洩を防ぐために室圧を陰圧に制御する必要があります。陽圧と陰圧を組み合わせた複雑な制御システムは、設計・施工の難易度を上げ、設備コストと調整期間の増加につながります。
テナントビル内への設置か独立した建屋の新築か
設置場所の条件も大きな要因です。既存のテナントビル内に設置する場合、天井高さの制限や、ダクトを通すスペースの制約、搬入経路の確保などが課題となり、特殊な施工工夫が必要になることでコストが割高になるケースがあります。
一方、独立した建屋を新築する場合、設計の自由度は高いですが、基礎工事や躯体工事からのスタートとなるため、総工費は高くなり工期も長くなります。既存建物の耐荷重や電気容量が不足している場合は、補強工事やインフラ増強の費用も追加で発生するため注意が必要です。
一方向流(層流)か乱流かなどの気流方式の選択
清浄度を確保するための気流方式の選択もコストに直結します。天井全面から床に向かって垂直に風を流す「一方向流(層流)」方式は、最も高い清浄度を実現できますが、設備費・工事費ともに非常に高額になります。
対して、天井の一部から空気を吹き出し吸込口から回収する「乱流(非一方向流)」方式は、コストを抑えられますが、清浄度は一方向流に劣ります。再生医療のCPCでは、重要エリアには安全キャビネットやアイソレータを用いることで局所的に一方向流を作り、部屋全体は乱流方式とすることでコストバランスを取るのが一般的です。
建設後の運用を見据えたランニングコストの試算項目

クリーンルームは「建てて終わり」ではなく、完成してからが費用の発生する本番と言えます。24時間365日の常時稼働が求められるCPCにおいて、ランニングコストは経営を圧迫する大きな要因となり得ます。
建設費(イニシャルコスト)を抑えることばかりに目を向けず、運用開始後の維持管理費まで含めたライフサイクルコスト(LCC)の視点で計画を立てることが重要です。ここでは、試算しておくべき主なランニングコスト項目を挙げます。
24時間稼働を前提とした空調設備の光熱費
クリーンルームの維持費の中で最も大きな割合を占めるのが電気代です。厳密な温湿度管理と清浄度維持のため、空調機は24時間フル稼働させる必要があります。特に、外気処理を行う空調システムは、夏場や冬場の負荷が大きく、消費電力が跳ね上がります。
省エネ型の空調機やインバーター制御の導入、あるいは夜間や非製造時の風量を自動で低減する「ナイトパージ(省エネ運転)」モードの実装などは、初期投資がかかっても長期的な電気代削減効果で回収できる可能性が高いため、検討する価値があります。
HEPAフィルター等の消耗品交換と定期メンテナンス費
清浄度を維持するためには、定期的な消耗品の交換が欠かせません。空調のプレフィルターは数ヶ月に一度、高価なHEPAフィルターも数年に一度の交換が必要です。これらのフィルター代と交換作業費は計画的に予算化しておく必要があります。
また、入室時に使用する無塵衣、マスク、手袋、シューズカバーなどの更衣用品や、清掃用のワイパー、消毒用エタノールなどの日々の消耗品費も、積もり積もれば大きな金額になります。製造頻度や入室人数に基づいた試算が必要です。
環境モニタリング検査や清掃業務の委託費用
CPCの環境が基準を満たしているかを定期的に確認する環境モニタリング(微粒子、浮遊菌、落下菌などの測定)は、GCTP遵守のために必須の業務です。自社で測定機器を揃えて実施する場合もありますが、外部の専門機関に委託するケースも多く見られます。
さらに、クリーンルーム特有の清掃業務も、専門的なトレーニングを受けたスタッフによる実施が求められます。これらの業務委託費用や、自社で行う場合の人件費・教育訓練費も、ランニングコストの一部として捉えておく必要があります。
クリーンルーム建設コストを抑制し工期を短縮するポイント

クリーンルーム建設は多額の投資を伴いますが、工夫次第でコストを抑制し、工期を短縮することは可能です。重要なのは「安かろう悪かろう」ではなく、必要な機能を確保しつつ無駄を削ぎ落とすという視点です。
ここでは、品質を落とさずに効率的な建設プロジェクトを実現するための4つのポイントをご紹介します。これらを意識することで、投資対効果の高いCPC建設が可能になります。
事業計画に合わせた必要十分な清浄度とスペックの設定
最も効果的なコストダウンは、過剰なスペックを避けることです。「念のため」とすべての部屋をハイスペックにするのではなく、作業内容のリスク評価に基づき、部屋ごとに適切な清浄度クラスを設定しましょう。
例えば、細胞が露出しない閉鎖系プロセスを採用できる工程であれば、環境側の清浄度要件を下げられる可能性があります。URS(ユーザー要求仕様書)の段階で、製造プロセスと環境要件の整合性を突き詰め、必要十分な仕様を見極めることが、コストと工期の適正化につながります。
人と物の動線を最適化したレイアウト計画による面積効率化
施設の面積は建設コストに直結します。人と物の動線(フロー)を徹底的にシミュレーションし、無駄なスペースを削減することで、クリーンルームの面積を最小限に抑えることができます。
例えば、パスボックスを効果的に配置して移動距離を短くする、更衣室や前室の配置を工夫して共用部を減らす、などの検討が有効です。また、メンテナンススペースの確保も重要ですが、過大になりすぎないよう機器配置を最適化することで、全体の面積効率を高めることができます。
再生医療の実績が豊富な専門業者による設計施工の一貫対応
再生医療分野のCPC建設は特殊なノウハウの塊です。一般建築の業者に依頼すると、法規制への理解不足から設計変更や手戻りが発生し、結果的にコスト増・工期遅延を招くリスクがあります。
再生医療(CPC)の実績が豊富な専門業者であれば、GCTP省令や構造設備規則に適合した設計をスムーズに提案でき、バリデーションまで含めたワンストップ対応が可能です。設計と施工を一貫して任せることで、責任の所在も明確になり、トータルの工期短縮とコスト抑制が期待できます。
補助金制度の活用による初期投資負担の軽減
再生医療産業は国が推進する成長分野であるため、経済産業省や厚生労働省、自治体などから様々な補助金・助成金制度が提供されています。これらを活用することで、初期投資の負担を大幅に軽減できる可能性があります。
「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」、あるいは地域の産業振興に関連する助成金など、自社の事業計画に合致するものがないか調査しましょう。ただし、申請時期や採択条件があるため、計画の早い段階から情報収集を行い、建設スケジュールと合わせて準備を進めることが重要です。
まとめ

再生医療向けクリーンルーム(CPC)の建設は、単なる施設建設ではなく、事業戦略そのものを左右する重要なプロジェクトです。コスト目安としては、坪単価250万〜450万円程度、工期はプロジェクト開始から10〜18ヶ月程度が一般的ですが、これらは清浄度グレードや設備仕様によって大きく変動します。
成功の鍵は、初期段階での綿密な「ユーザー要求仕様(URS)」の策定と、イニシャル・ランニング両面を見据えたコスト計画にあります。また、再生医療特有の法規制(GCTP等)に精通したパートナー選びも不可欠です。
不確実な要素が多い中での意思決定は困難を伴いますが、本記事で解説した内訳や変動要因を理解し、専門家と対話を重ねることで、貴社の事業に最適なCPCを実現できるはずです。まずは概算見積もりの取得や、実績豊富な専門業者への相談から始めてみてはいかがでしょうか。
クリーンルーム建設のコストと工期の目安についてよくある質問

再生医療向けクリーンルーム(CPC)の建設に関して、検討中の方からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。事業計画の参考情報としてご活用ください。
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小規模なCPCでも建設費用は高額になりますか?
- はい、面積が小さくても空調設備や制御システムなどの基本インフラが必要なため、坪単価としては割高になる傾向があります。ただし、モジュール型の簡易クリーンルームなどを活用することで、コストを抑えられる場合もあります。
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既存の空き部屋をCPCに改装することは可能ですか?
- 可能です。ただし、天井高さや床の耐荷重、搬入経路、ダクトスペースなどの物理的制約を確認する必要があります。また、既存設備の老朽化具合によっては、新設に近い改修費用がかかることもあります。
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バリデーション(適格性評価)は必ず実施しなければなりませんか?
- 再生医療等製品を製造・販売する場合、GCTP省令に基づきバリデーションは必須です。研究用途のみであれば必須ではありませんが、将来的な臨床応用を見据えるなら実施を推奨します。
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概算見積もりを依頼する際に最低限必要な情報は何ですか?
- 予定地(建物概要)、想定する部屋の広さと構成(部屋数)、希望する清浄度クラス、扱う細胞の種類、空調の稼働時間などの情報があれば、より精度の高い概算見積もりが可能です。
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クリーンルームのメンテナンス頻度はどのくらいですか?
- フィルター交換や計器校正は年1回程度が目安ですが、日常点検や定期清掃は毎日〜毎週行う必要があります。運用マニュアル(SOP)を策定し、計画的に実施することが清浄度維持のポイントです。



